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【重要】建築費改定のお知らせと、中東危機がもたらす家づくりの「新局面」について
【重要】建築費改定のお知らせと、中東危機がもたらす家づくりの「新局面」について
いつも田辺建築のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
本日は、家づくりを検討されている皆様にとって非常に重要、かつ心苦しいお知らせをしなければなりません。田辺建築では、この度「建築費の値上げ」を決断いたしました。
今回の値上げは、これまでの「一時的な物価変動」とは一線を画すものです。なぜ今、この決断に至ったのか。そして、この激動の情勢下で「家づくりをどう進めるべきか」について、当社の考えを正直にお伝えします。
1. なぜ今、値上げなのか?
結論から申し上げます。今回起きているのは単なるコスト増ではなく、「建築コストの構造そのものが変わる局面」です。
中東情勢の悪化による直接的打撃
現在、緊迫化する中東情勢により、原油およびナフサの価格が高騰しています。その影響は、私たちが扱う建材に直撃しています。
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化学系建材(断熱材など) すでに70%前後の値上げ局面。
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供給の不安定化 単なる値上げだけでなく、「供給制限」「納期遅延」「さらなる再値上げの示唆」という、モノが届かないリスクが発生しています。
これはもはや、一企業の努力で吸収できるレベルを遥かに超えてしまいました。現場では「価格が読めない」「モノが入ってこない」という現実が起き始めています。
2. 「落ち着くまで待つ」という選択の罠
情勢が不安定になると、多くの方が「今は時期が悪い。落ち着くまで待とう」と考えます。これは直感的には非常に正しい判断に見えます。
しかし、インフレ環境下においては、この「直感」がリスクになることがあります。
待つことで失う「3つの資産」
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購入資金 インフレが続く限り、お金の価値は相対的に下がり、建築費は上がります。1年待った結果、数百万円の予算アップを迫られるケースも珍しくありません。
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家賃というコスト 待っている間も、現在の住まいの家賃は発生し続けます。この「捨てているお金」を考慮すると、実質的な損失はさらに膨らみます。
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時間(人生) 新しい家で過ごすはずだった豊かな時間は、二度と取り戻せません。
3. 逆境を「チャンス」に変える
中東危機という「危機」を、別の視点から見るとどうなるでしょうか。実は、多くの人が「待ち」の姿勢に入る今だからこそ、有利に動けるポイントがあります。
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良い土地に出会いやすくなる
競合(買い手)が一時的に減るため、これまでなら即座に成約していたような好条件の土地を、じっくり検討して手に入れるチャンスが増えます。
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建築の競争が緩和される
需要が集中する時期に比べ、設計や施工においてより丁寧なコミュニケーションや、スケジュール調整がしやすくなるメリットがあります。
4. 今、私たちがお伝えしたいこと
今回のテーマは「直感と現実は逆になることがある」ということです。
不安だから待つ。それは一見正しいですが、インフレ社会においては「先延ばしにするほど不利になる」可能性が高いのが現実です。
これまでにも、コロナショックやウッドショックなど、建築費を押し上げる大きな要因が何度もありました。そのたびに「落ち着いたら安くなるのでは?」という期待もありましたが、現実はどうだったでしょうか。
一度跳ね上がった価格は、その後に「新たな標準(定着価格)」として定着し続けています。
世の中はすでにインフレのサイクルに入っています。ショックを乗り越えた先にあるのは「元の価格」ではなく、「さらに上がった価格」です。今、この瞬間の判断を先延ばしにすることは、さらなるインフレの直撃を正面から受けるリスクを背負うことと同義なのです。
田辺建築は、価格改定という苦渋の決断をしましたが、それは「この厳しい情勢下でも、確実に資材を確保し、質の高い家を最後まで責任を持って建て抜くため」の決断でもあります。
「今、動くべきか、待つべきか?」
この答えは、お客様それぞれの資金計画やライフプランによって異なります。私たちはメーカーの一次資料や最新のデータに基づき、お一人おひとりに最適なアドバイスをさせていただきます。
不安な時こそ、ご相談ください。共にこの局面を乗り越え、納得のいく家づくりを叶えましょう。
「危機」という言葉は、危険の「機」であると同時に、機会(チャンス)の「機」でもあります。
私たちは、どんな情勢でもお客様にとって最善の選択をサポート致します。
田辺建築株式会社

